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匠工芸 昔話と商品開発の秘話

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私が匠工芸に入った当初は、現在の社屋ではな
く旭川市内の東光に工場社屋があったころでした。
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東光の社屋に1年ほど勤務しその後、隣町の東神楽町へ
移転となりました。
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新社屋(現在の社屋)は旭川空港から車で5分ほどの
丘の上にあり、眺めの良い場所です。
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当時より外部のデザイナーによる商品開発をしておりましたが、
主は中井啓二郎氏と桑原社長中心となり
社内での商品開発をしておりました。

その当時よりよく言われていたのは、“匠らしさ”とは?
 匠らしい家具とゆう製品開発でした。

旭川家具の他社と競合しない独自のものづくりを
強く意識し商品開発をすること。

匠らしさをどうのように商品で表現するのかを
当時、中井氏とよく話しておりました。

商品開発にはデザイナーがいれば商品ができる
わけではなく、企業で製品を開発するには
ディレクター的な役割をする人が必要となります。

いわばディレクターがそのメーカーの商品性や個性などを
コントロールし、そのメーカーらしい商品を市場へ、
メッセージを込めて出して行くことになります。
ノースカップボード1
この画像は、当時社長のイメージを聞き、私がデザイン設計をして
試作をしたノース カップボードです。

当時は、いわば中井氏と社長が匠工芸の
ディレクターだったのです。

家具メーカーの場合、企業体が中小企業です。

家電メーカーや自動車メーカーのようにデザイナーを
雇用し、優秀なディレクターを育て、商品開発を
出来るような環境ではありません。

外部のデザイナーを使って商品開発をするうえで
重要になるのが、ディレクターになります。

家電メーカーや自動車メーカーでもデザインの仕事の
半分ぐらいは外部のデザイナーを使っていました。
(私が昔いた家電メーカーでは)
403.jpg

そこではディレクター的な業務を社内デザイナーが行い、
最終的にはデザイナーから専門のディレクターを養成し、
メーカー製品のクオリティーコントロールをする仕組みに
なっておりました。

では、そういった商品のクオリティーコントロールをする、
ディレクター的役割を中小企業の家具メーカーで、
誰がどのように担ってゆくのか? どのように継承してゆくのか? 

私の個人的な考えですが、そのへんが旭川家具の
以前からの、永遠のテーマのように思えます。

デザイナーは外部にいっぱいいます。

しかし、そのメーカーの商品性を熟知して、
クオリティーコントロールをするディレクターは
外部にはそういません。

内部よりどのようにディレクター的な役割を担う
人材を養成するか?

匠工芸の場合、中井氏も社長も健在ですので、
まだしばらくは大丈夫です。

中井氏や社長の匠らしさを、これからどのように継承しつつ、
商品開発を次の世代が担ってゆくのかが楽しみです。

匠工芸 「パロットチェア」開発秘話

パロットチェアも中井啓二郎氏の手によるデザインです。

この椅子の原点もマッシュルームスツールと同じく
ワーキングスツールにあります。
382.jpg

狭い場所で少しの時間腰掛けて作業ができる椅子。
座面の高さを変えることでより、多くの人の体形に
対応した椅子としてパロットチェアの原型である、
以前の商品ダックチェアがあります。

ダックチェアはデスク(ダックデスク)とセットで開発した、
短時間、軽作業用のデスクチェアです。
ダック 2

当時、家庭で普及していたラップトップ型の
ワードプロセッサーなどをリビングやダイニングで
チョット使うときや、子供がリビングなどで学習するとき
などように開発した商品でした。

家事作業の合間に日記や書き物など出来るように、
家事をしているときでも目の届く範囲で、
子供を学習させるときなどに便利でした。

女性の家事仕事や子供の面倒などをしながら、
家庭で使えるスモールデスクチェアとして開発されました。

当時、ダックで使っていた主要材料のカリン材は。
強度が高く朱色ポイ材色が美しいため使用していました。
(個人的には大好きな材です)

しかし年代とともにカリン材は貴重材種となり、
価格が高騰し入手しづらくなり生産を終えました。
(木製品で同じモデルを長く生産し続けることの永遠の課題といえます。)

その後材種を変え、作り方を見直し、
デザインしなおしたのがパロットチェアです。
384.jpg

ショールームで持ってみましたが、材種などを見直した結果
ダックよりも軽量になったと思います。

また色調も明るくなり、今の明るい色調の住宅に
マッチしたデザインに変身しています。

よく子供の学習椅子などで、成長とともに
座面の高さが変えられる椅子がありますが、
このパロットなんかはぴったりだと思います。
386.jpg

子供が成長すれは、大人用でも使えますし、
チョイ掛けスツールとしても、カウンタチェアーとしても
使えたりします。
385.jpg

長時間ゆっくり座るのでなければ、用途の広い長く
使っていけるよい椅子だと思います。

ちなみに、パロットチェアはノックダウン式の椅子です。
388.jpg

コネクターボルト2本を外すと、座面が外せて交換できます。
387.jpg

あとあと、座面が傷んだ時の交換や修理がしやすく、
座面だけでなくその他のパーツも交換できます。

ほんとに、子供から大人まで幅広く、長く使える椅子だと思います。

匠工芸「パロットチェア(PARROT CHAIR)」直販ページへ


匠工芸の秘密の掘り出し物

先日の打ち合わせの時、ショールームで見つけた小テーブル。
小テーブル1

社長が端材を利用してデザインした商品
小テーブル

ショールームのみでの販売だそうです。
ショールームに行くと、いろいろな掘り出し物に出会えそうです。

打ち合わせの中でも端材の利用について話にでました
こんな端材がたまっているとのこと(80×110×48くらい)
端材

ハンズだとかで一個500円ぐらいで売っていそう
端材1

何か良い商品にできないか思案中
匠の商品にボード類がないので、そういったものに
うまく変身できるといいな~~

テーマ : 雑貨・インテリアの紹介
ジャンル : ライフ

匠工芸「マッシュルームスツール」の開発秘話

マッシュルームスツールは、匠工芸設立当時から
商品開発を担当されている”中井啓二郎氏によるデザインです。

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このチョイ掛けのスツールの原点は、
今は廃盤となった以前の商品、ワーキングスツールにあります。

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ワーキングスツールは啓二郎氏の奥様が妊娠中、
大きなお腹で台所仕事をしているときに、
チョコット休憩するためのスツールがあればと、
啓二郎氏が製作した一本脚のスツール(ワーキングスツール)が原点です。

チョイ掛けするスツールの発想は、
啓二郎氏の奥様への愛より生まれたコンセプトといえます。

近年の高齢化社会に対応して、スツールを考え直し、
マーブルスツールを開発したのちアッシュコンセプトの方の
アドバイスを受けて、台所だけでなく狭い玄関で高齢な方が
靴を履くときなどに、チョイ掛けできるようにミニマムスツールとして、
サイズなどデザインしなおしたのがマッシュルームスツールです。

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まさに、デザイナーの愛が生んだヒット作です。

人間工学を元に人が座れる最低限の座面の大きさを割出し
デザインされたスツールです。
ですから、あくまでもチョイ掛け用ですので
長時間の使用には不向きです。

色々なシーンでの使用を考えるならば、
軽量で持ち運び安く座面の大きいマーブルスツールなどが良いでしょう。

2.jpg
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マッシュルームスツールはノックダウン(組み立て分解)の製品ですので、
座面が傷めば座面だけをメーカーに送り座面の張替修理が可能です。

座面のクション材はウレタンフォーム(スポンジ)で長年使用すれば劣化しますし、
ファブリック(張り生地)もスリ切れたり痛みますので長く使用することを考えると、
修理やメンテナンスといった面で利点があります。
 
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あるいは、大ヒットすれば座面だけの交換パーツの販売もあるかもしれません。

あと、あれだけ小さなスツールですのでキャンプや野外など
いろいろな場所に持ち出して使用することも考えられます。

「チョイ掛け用」の使い方を間違わなければ便利なスツールです。

匠工芸「マッシュルームスツール(MUSHROOM)」直販ページへ


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